2024年11月1日、在京セルビア共和国大使館では詩の夕べが開催されました。このイベントは、2010年にスメデレヴォで「金の鍵賞」賞を受賞し、今年初めに逝去された日本のアヴァンギャルド詩人、白石かず子氏を讃えるものです。
詩人であり、かつてベオグラード大学文学部で日本学の教授を務めた山崎佳代子氏が、白石かず子氏の詩を朗読し、その詩作について語りました。白石氏はセルビアを何度も訪れており、山崎氏は彼女との長年にわたる友情、そして共にセルビアの難民センターを何度も訪問した経験についても触れました。
アレクサンドラ・コヴァチュ大使もまた、白石氏とセルビアとのつながりについて言及し、彼女の芸術的貢献と創作精神を大使館で称える機会を得られたことに喜びを表明しました。また日本とセルビアの文化をつなぐために尽力している山崎佳代子氏にも感謝の意を伝えました。
このイベントには作家や学界関係者、芸術家、大使館の友人たちが招待され、詩の夕べの後にはセルビア産ワインを交えてのレセプションも催されました。