2024年12月5日、東京で「クオリティ・オブ・ライフ」財団が主催するチャリティイベントが開催されました。このイベントではセルビアのズヴェズダラ臨床医療センター所属の外科医、ヨバン・ユロスキ博士が参加した1か月間の医療交流プログラムが紹介され、また2025年に向けたプログラム継続のための資金が募られました。
ユロスキ博士の1か月にわたる研修プログラムは、東京大学医学研究所およびがん研究所で実施されました。この間、博士は多くの手術を見学したり会議に参加するなど、日本の外科医の日常業務を観察しました。
東京大学医学部附属病院の長谷川潔教授とがん研有明病院の渡邊雅之教授は、ユロスキ博士が見学した手術やプログラム内容を紹介し、彼の高い専門性と技術力を称賛しました。
ユロスキ博士はスピーチの中で、プログラム実現に尽力した財団および在日セルビア大使館に感謝の意を表明しました。また、この4週間で得た経験と知識が、今後の仕事において計り知れない価値を持つと強調し、長谷川教授と渡邊教授による優れた研修の企画に対して感謝を述べました。
アレクサンドラ・コヴァチュ駐日セルビア大使は乾杯の挨拶を行い、セルビアの優れた医療専門家が日本で先端技術や日本の同僚の豊富な経験を活用する機会を提供した財団に感謝の意を表明しました。大使は、この交流プログラムがセルビアと日本の二国間関係をさらに深める機会となったと評価しました。