Printer Friendly Version ベオグラード大学使節団が日本訪問(2013/07/09-11) @ 24 July 2013 04:05 AM
 ベオグラード大学のヴラディミル・ブムバシレヴィッチ学長とイヴァンカ・ポポヴィッチ副学長が7月9日から11日までの期間に、同大学と交流が続く伊藤国際教育交流財団、日本財団、東京財団との会談及び2009年に大学間協力協定を締結した明治大学へ表敬訪問しました。
 
 9日に行われた伊藤国際教育交流財団との会談には、昼食を交えながら、伊藤真玲最高顧問(同財団創設者のご息女)、伊藤泰弘理事長のほか、石黒静児理事、佐藤哲也評議員がご出席。冒頭に佐藤評議員が「ベオグラード大学との交流が20年以上も続いている事実は大変喜ばしいこと。今まで以上に交流を深めていきたい」と話されると、ブムバシレヴィッチ学長は「この度のご招待に心より感謝すると同時に双方の益々の発展を祈っている」と述べ、協力関係の一層の強化を期待しました。
 
 続く明治大学の表敬訪問の際には、勝悦子副学長兼国際連携本部長、加藤志津子経営学部教授と会談。ベオグラード大学と明治大学が2009年に大学間協力協定を締結してから現在に至るまで、非常に友好な関係を維持していることに、両校代表者共に満足の意を表しました。また、勝副学長は2011年にセルビアを訪問したことに触れられ、とても印象深く良い思い出であったことを話されました。 今回の訪問では両校の情報交換はもちろん、協定関係が切れる2014年以降も協力関係を継続する意向であることも示唆されました。
 
 10日には、日本財団の秋山昌廣理事長、東京財団の田南立也常務理事との会談が実現。その中で、当時のユーゴスラヴィア社会主義連邦共和国が科学技術支援対象国の上位5カ国のうちの1つであったことなどが話題に挙がりました。午後には日本財団によるプレゼンテーションが行われ、科学技術の分野で44カ国が支援を受けていること、今まで約1万5000人の学生が奨学金の対象となっていること、セルビアと良好な関係を築いていること、セルビア国立銀行元総裁が奨学金生の1人であったことなどに触れました。プレゼンテーションの後には、立食パーティーが催され、多くの参加者とともに交流を深めました。
 一連の会談には、セルビア共和国大使館から、ボヤナ・アダモヴィッチ・ドラゴヴィッチ大使、ネマニャ・グルビッチ・アタッシェが同行しました。