ネナド・グリシッチ大使の講演会が4月25日、青山学院大学で開催されました。

 

　この講演会は大使館と長年付き合いのある同大学国際政治経済学部の羽場久美子教授のご協力により実現。講演会の前には仙波憲一学長、平澤典男副学長と会談する機会をいただき、日本セルビア間の協力関係強化、日本の若者に対する情報発信に関して意見交換が行われました。

 

　講義のテーマは「セルビアとEU加盟への道」で、加盟実現に向けた現在までの経緯、国内の経済事情、コソボとの関係、近隣諸国や日本との対外関係など、約300名の学生・教授に対して大使から説明がありました。一方で、学生からは少数民族の権利保護、EU経済危機の影響、コソボとの関係正常化などの質問が寄せられ、関心の高さがうかがえました。なお、講演会には在セルビア日本国大使館の角崎利夫前大使にもご出席いただきました。

 

　青山学院大学は1949年に創立。現在の学生数は約2万人でそのうち約400人が外国人留学生とのこと。同大学は海外の33の大学と大学間協定を締結しています。