Printer Friendly Version ピアニストのサーニャ・ビズヤクさんが来日しました @ 28 March 2016 06:49 AM
 セルビアのピアノ奏者、サーニャ・ビズヤクさんの来日ピアノコンサートが、3月21日にセルビア共和国大使館で、23日に東京の紀尾井ホールで開かれました。
 
 サーニャさんの来日は、日本音楽文化交流協会の代表を務め、世界各地で活躍する指揮者の及川光悦氏の招へいにより実現しました。21日の大使館コンサートには、外務省関係者、日本セルビア協会の長井忠会長、日本セルビア音楽交流推進の会の角崎悦子代表、その他関係者ら約80名が出席しました。
 
 ネナド・グリシッチ大使は「及川様は長年にわたり外国人音楽家の招へいにご尽力されており、セルビア人アーティストはビズヤクさんで3人目となります(※2012年にボディン・スタルチェヴィッチ、2013・14年にイリーナ・ナウモフスカ)。また、及川様には、おととしに発生したセルビア洪水の復興支援募金にご協力いただきました」と述べ、及川氏のこれまでのセルビアの音楽交流及び支援に対して、あらためて感謝の言葉を送りました。
 
 23日のコンサートには、及川氏の意向で、障害者、養護施設、母子家庭、東日本大震災避難者の方々が招待されました。サーニャさんはモーツァルト・ヴィルトゥオーゾ祝祭管弦楽団とともに、モーツァルトの「ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595」を演奏し、ホールいっぱいの観客を魅了しました。
 
プロフィール:
 
サーニャ・ビズヤク(Sanja Bizjak )
 
1988年にセルビアのベオグラードに生まれる。12歳でパリ音楽院に入学し、ジャック・ルヴィエ氏に師事。2004年にイタマール・ゴラン氏の下でピアノ及び室内音楽を修了。グラーツでアレクサンダー・サッツ氏に、ミュンヘンでエリソ・ヴィルサラーゼ氏、マスタークラスでフェレンツ・ラドシュ氏、メナヘム・プレスラー氏、モーリス・ブールグ氏、オレグ・マイセンベルク氏、イゴール・ラツコ氏、フェリックス・ゴットリープ氏、スタニスラフ・ポチェキン氏に指導を受ける。 ヨーロッパを中心に数多くの国際コンクールで入賞。2002年には、姉のリディヤとともに姉妹デュオを結成し、2005年のミュンヘン国際音楽コンクール・ピアノ・デュオ部門で2つの特別賞を受賞。音楽活動はヨーロッパに留まらず、米国、南米、日本などで数多くのリサイタルを行う。