Printer Friendly Version グリシッチ大使が青山学院大学で講義(2016/06/16) @ 22 June 2016 03:58 AM
 ネナド・グリシッチ大使によるセルビアに関する講義が6月16日に青山学院大学で行われました。
 
 グリシッチ大使は「セルビアの外交政策及びEU加盟への道」を主なテーマに、コソボ・メトヒヤや旧ユーゴスラビア諸国との関係、領土保全、主権、歴史などを学生に向けて語りました。講義を受けて、学生からはテーマに関する様々な質問が寄せられたほか、故ティトー大統領時代のユーゴスラビア情勢やセルビアの外国投資に関わる質問も挙がり、関心の高さをうかがえました。(最近ではセルビア国内における中国の存在感が高まり、特にインフラ整備に力を入れていること。日本も鉄道の分野で貢献できるのではないかという意見)。
 
 この講義は大使館と長年付き合いのある同大学国際政治経済学部の羽場久美子教授の協力により実現。羽場教授によると、この日は約350名の学生が出席し、その大部分がヨーロッパ研究を専攻しているとのことです。講義に対してとても肯定的な学生が多く、今回の講義が今後の研究材料になるとの意見が多く聞かれました。一部の学生からは「ウクライナ情勢を理解する上で大変参考になった」「セルビアに対するある種の先入観があったが、今は自分の目でセルビアを見てみたくなった」との意見もありました。