Printer Friendly Version 日本・セルビア演劇交流プロジェクト Vol.5『SKAKAVCI いなごたち』のご案内 @ 25 February 2020 06:37 AM
新型コロナウイルス感染拡大の影響で公演中止が決定しました
 
日本・セルビア演劇交流プロジェクト Vol.5『SKAKAVCI いなごたち』が3月25日~29日、東京・目白のシアター風姿花伝で上演されます。
 
SKAKAVCI(セルビア語読み「スカカヴツィ」)はセルビア出身の女流劇作家ビリャナ・スルブリャノヴィッチさんによる日本初訳初演の作品です。演出・構成は、これまで「バルカンのスパイ」「ビザール~奇妙な午後~」などセルビアの作品に携わってきた杉山剛志さん(一般社団法人「壁なき演劇センター」代表理事)です。皆さまのご来場をお待ちしております。
 
  
チラシのダウンロード(オモテウラ
 
日程:8回公演
3月25日(水) 19時
3月26日(木) 14時※/19時
3月27日(金) 14時※/19時
3月28日(土) 14時※/19時
3月29日(日) 14時
・受付は開演45分前、開場は30分前
・※印は終演後にアフタートークを予定
・言語:日本語上演/セルビア語字幕
 
場所: 
シアター風姿花伝 (東京・目白)
http://www.fuusikaden.com/access.html 
住所:東京都新宿区中落合2-1-10 
 
チケット料金:
全席自由・日時指定
一般前売:4,000円 
当日4,500円 
学生割引3,000円(要ID提示)
外国人割引:2,000円 
 
チケット取り扱い:
下記URLよりお申し込みください。
https://www.quartet-online.net/ticket/kabenaki
 
お問い合わせ:
K・企画 TEL:03-3419-6318
 
 
日本・セルビア演劇交流プロジェクト Vol.5
『SKAKAVCI いなごたち』
 
2019年のベトナム国際演劇祭で最優秀作品賞をはじめ数々の賞を受賞した(「ワーニャ伯父さん」- 作:チェーホフ/演出・構成:杉山剛志)壁なき演劇センターとセルビア気鋭の女流劇作家の出逢いによる、分断した現代社会をブラックユーモアと愛情で描いた物語。
 
2015年、『バルカンのスパイ』でセルビア5都市ツアー公演を行い、ステーリノ・ポゾリェ国際演劇祭にて第4位を獲得。2017年には『ビザール〜奇妙な午後〜』の東京公演、『かもめ』でベオグラード国際演劇祭 BITEF(セルビア)と国際マルチメディアフェスティバル(ボスニア・ヘルツェゴビナ)に正式招聘されクロアチアを含め東欧3カ国5都市ツアーを行った、壁なき演劇センターによるセルビア現代演劇の日本初訳初演作品。
 
分断した現代社会、世界から取り残された人々、社会的弱者への日常的な不寛容さ、世代間ギャップ、過去の拭えぬ傷跡、老いへの恐れ、若者の狂気、今日の社会における価値基準の崩落をブラックユーモアで描く。
 
あらすじ:
雨が降り続く、とある夏の始まり。
人気のレストランでは何にも属さないメイク係とテレビの人気司会者がデートをし、由緒ある大理石のロビーでは、今では何者でもない老人が影響力のある友を信じて待っている。自信も職もない男は、学校に行かない娘と愛以外を理由に二人目を妊娠した妻から出された不味い朝食を食べ、テラスではゲイの医者と未だに彼を軽蔑している認知症の父が食事に手を付けずに座っている。そして、狭いアパートでは、孤独な女が突然自分のもとに訪れた老いた母の大きなスーツケースを見つめている。
 
夏が終わる日の夜。
奇妙に繋がり一堂に会したパーティーで、ついに彼らの抑え込んでいた感情は、堰を切って溢れ出した…
 
キャスト:
中村あさき、小篠一成、廣畑達也、岬万泰、山上優、大塚みどり、灘波愛、葛たか喜代、森山光治良、鈴木秀幸、松本邦裕
 
スタッフ:
美術:加藤ちか 照明:大野道乃 音響:島猛 音響オペレーター:望月肇 映像:浜嶋将裕 衣装:稲村朋子 振付:三東瑠璃 振付アシスタント:飯森沙百合 ヘアメイク:佐竹静香 舞台監督:影山翔一 演出助手:安藤繭子 字幕翻訳:高橋ブランカ 宣伝美術:内山真菜美 監修:宗重博之 制作:菊地廣 制作補佐:川井麻貴、竹下千里
 
後援:
セルビア共和国大使館
 
協力:
日本セルビア協会、劇団黒テント、(株)エム・エフ・プランニング、Lieta、チリムーロ、俳優倶楽部サイアン、RIZO
 
助成:
芸術文化振興基金
 
主催:
一般社団法人 壁なき演劇センター
 
 
 
プロフィール:
【杉山剛志(構成・演出)】一般社団法人 壁なき演劇センター 代表理事
パリ・コンセルヴァトワールの教授から体系的な俳優教育を5年間受け、その後、ロシア国立モスソヴィエト劇場の芸術副監督演出家ユーリー・エリョーミン氏に師事。演劇の本場モスクワで演出を学ぶ。国内外での公演の他、ワークショップも多数実施。2016年ベトナム国際演劇祭で最優秀演出家賞、最優秀作品賞を受賞。2018年に国立ベトナム青年劇場で演出をした作品は国立劇場のレパートリーとして現在も上演され続けており、2019年のベトナム国際演劇祭で最優秀作品賞を受賞。今春から国立ベトナム青年劇場の芸術監督に就任。
 
【ビリヤナ・スルビリャーノヴィチ(劇作家)】
ベオグラード芸術大学で学び、デビュー作『ベオグラード・トリロジー』が98年にベオグラードで初演、ボンでのトリエンナーレに招聘された。同年、『家族の物語 ベオグラード』がノヴィ・サドの国際演劇祭で最優秀作品賞を受賞、99年にハンブルクで上演。 2000年にチェコで『転落』を、2001年にウィーンで『スーパーマーケット。ソープオペラ』を初演(ベルリン・シャウビューネ)。『いなごたち』は2006年、ドイツ「テアター・ホイテ」の選ぶ“ベスト海外戯曲”にランクイン。その他、数々の作品が国際演劇祭に招聘され受賞歴多数。
 
【一般社団法人 壁なき演劇センター(Theatre Centre Without Walls)の活動】
文化・民族・国籍などに関係なく舞台芸術に関わる者が、一つの共同活動体として相互理解を築き、演劇を媒体として社会との関わりを目指すことを目的に活動している。国内公演の他、2016年にベトナム国際演劇祭、2017年にベオグラード国際演劇祭+南東欧3カ国5都市ツアー、2018年には国立ベトナム青年劇場と国際共同制作した『ワーニャ伯父さん』(作:チェーホフ)がベトナム演劇シーンに大きな衝撃を与え、8カ国21作品が参加した2019年ベトナム国際演劇祭で最優秀作品賞、主演&助演俳優賞など6つの賞を受賞。加えて、国立ベトナムドラマ劇場と共同制作した『生きる』も最優秀作品賞を受賞した。https://theatrecentrewithoutwalls.org/