Printer Friendly Version 講演会シリーズ「日本の眼から見たセルビア」を当館にて開催(2023/4/20) @ 21 April 2023 09:37 AM
 
駐日セルビア共和国大使館にて、セルビアが日本の個人にどのような方法で、またどのような形でインスピレーションを与えているかを紹介する講演会シリーズ「日本の眼から見たセルビア」の第2回が開催されました。
 
今回は「セルビアにインスパイアされたビジュアルアート」をテーマとして、写真家の古賀亜希子氏と木村肇氏が登壇しました。
 
古賀氏は、セルビアを訪れた際に出会った画家・彫刻家のミラン・トゥツォヴィッチ氏との交流について語り、同氏のアトリエや作品、生活の様子などを撮影した作品を紹介しました。
 
木村氏はFCレッドスターの元フィジオセラピスト、ミーショ・ブクミロヴィッチ氏の人生や彼のキャリア、そして彼自身も関わり、また1990年代の旧ユーゴスラヴィア地域での政治情勢にも絡んだ数々のスポーツ界でのイベントをテーマに講演しました。またセルビアでのブクミロヴィッチ氏に関する調査や氏との出会いの中で撮影した写真も紹介しました。
 
アレクサンドラ・コヴァチュ大使は挨拶の中で、「二人が取り上げた題材は、何者かの才能やその興味深い人生の物語といったものが、いかに他国への興味へとつながり、その歴史を理解したいという欲求を刺激するかを証明する好例と言える」と述べ、この二人のアーティストへの感謝の意をを表しました。
 
成城大学学長や日本セルビア協会幹部、数々の文化団体代表、ジャーナリスト、美術史家、作家、漫画家、写真家、その他セルビアの文化や芸術を愛する人々が集ったこの講演会の後は、カクテルパーティーが開かれました。