日本セルビア協会はセルビア大使館後援の下、「セルビア・フェア」を開催しました。この盛況となったイベントでは、セルビアの文化や習慣、民族衣装、自然の美しさ、観光資源、食、ワイン、蜂蜜、手工芸品などが紹介されました。
協会と大使館に加え、東京オリンピックでセルビア選手団のホストタウンとなった埼玉県富士見市、山口県防府市、新潟県柏崎市もイベントに参加し、またセルビア製品の輸入業者も出展しました。中でも、セルビア産ワインとアイバルを販売する株式会社マコトインベストメンツが注目を集めていました。日本で活動する画家のマリヤナ・アンジェリッチは自身の絵画数点を展示し、大使館と長年の協力関係にある「ステップス」ギャラリーもセルビアの現代アーティストやナイーブアートの画家の作品を紹介しました。
このイベントの開会式では、日本セルビア協会の長井忠会長と、在京セルビア大使館のアレクサンドラ・コヴァチュ大使が挨拶を行い、大使は協会がセルビアと日本の関係強化に果たしている貴重な役割と献身に対して感謝と敬意を表しました。またセルビアと日本両国の国民の交流が架け橋となり、相互理解と二国間協力を強化していると評価しました。
開会式では、日本セルビア友好議員連盟会長の逢沢一郎氏からの、二国間関係深化の重要性を訴えるメッセージも読み上げられました。
またイベントでは大使館の職員である長門ティヤナ氏がセルビアに関するプレゼンテーションを行い、文化プログラムの一環として、東京外国語大学の学生で構成されるフォークロアクラブ「シランガン」のメンバーがシュマディヤ地方の民族舞踊を披露しました。またセルビア日本音楽交流促進の会の角崎悦子会長と、WPTA国際ピアノ指導者連盟日本支部の福田里香代表が、バイオリンとピアノで有名なセルビアの楽曲を演奏しました。さらに、来場者がセルビアの伝統舞踊「コロ」の基本ステップを学ぶことができるフォークロアワークショップや、訪問者の質問に大使館職員や協会メンバーが答えるパネルディスカッションも行われました。
この1日限りのイベントには、セルビア出身者を含む600人以上の来場者が訪れ、セルビアの国や文化、製品に対する大きな関心が寄せられていました。
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