9月4日、セルビアは2025年大阪・関西万博に向けて、自国パビリオンの建設を開始しました。
起工式には、アレクサンドラ・コヴァチュ駐日セルビア共和国特命全権大使、上山直英在阪名誉総領事、そしてジャルコ・マリノヴィッチ氏率いるセルビア共和国内外貿易省からの代表団が列席しました。日本側からは2025年日本国際博覧会協会(万博協会)、外務省、経済産業省、及び建設を担当する企業の代表者が出席しました。
セルビア共和国の万博担当チーム副コミッショナーのマリノヴィッチ氏とコヴァチュ大使はそれぞれスピーチにて、セルビアが自国のパビリオンを有する地域唯一の国として参加する重要性に言及し、セルビアが万博の成功に貢献することを確信していると述べました。また、日本との142年にわたる長い友好と二国間関係を振り返りました。
コヴァチュ大使はパビリオンの礎石の象徴性についても触れ、セルビアが日本との協力に尽力していることや、両国とその市民、経済をはじめ数多くの分野を繋ぐ架け橋としての役割を担うことを示していると語りました。セルビアの万博への参加は様々な分野での優れた成果の結晶であり、また国内および地域の経済的繁栄の強化や平和と安定の維持に向けたセルビアの決意を示すものだとも強調しました。
万博協会副事務総長である櫟真夏氏と、経済産業省大阪・関西万博統括調整官である森田健太郎氏は、セルビアにパビリオン建設の開始を祝福し、セルビアの担当チームの努力とパビリオンのデザインを称賛しました。