長野県飯田市の飯田OIDE長姫高等学校商業科の生徒12名が10月27日、セルビア共和国大使館を訪問しました。
セルビア大使館と同校商業科との交流は、今年2月に大使館スタッフが同校を訪問したことをきっかけに始まり、この度、生徒たちの初めての大使館訪問が実現しました。
まず、大使館スタッフはセルビアの一般情報、観光、食文化、スポーツ、日本とのつながりなどをプレゼンテーションやビデオを通して紹介。生徒たちからは大使館の仕事に関する多くの質問が寄せられました。
その後は、生徒たち、大使館スタッフ、在留セルビア人が一緒になって同市の伝統工芸品「水引」を使ったワークショップを行いました。スタッフのほとんどが水引に触れるのは初めてのことで、慣れない指先の細かな作業に苦戦しながらも、生徒たちからの丁寧な指導のおかげで素晴らしい作品が出来上がりました。
最後は大使館スタッフによる手作りのセルビア料理(とうもろこし粉のパン、ハムロールパン、ロシア風サラダ、サワーチェリーパイ)を食べながら親睦を深めました。
この度は素晴らしい交流の機会とご協力をいただきましたことに、同校の生徒・先生方、飯田観光協会、関島水引店の関島正浩様に、心より感謝申し上げます。
※信濃毎日新聞に記事が掲載されました。
水引作りで国際交流 飯田の高校生、セルビア大使館で
みんなで記念写真
ワークショップの様子
セルビア共和国大使館と飯田OIDE長姫高校商業科との交流
セルビア共和国大使館がある東京都品川区は2027年、リニア中央新幹線の開業により飯田市との距離が縮まります。同市と飯田観光協会は3年前から品川を拠点とした首都圏へのPR・交流事業を展開しています。2015年には飯田OIDE長姫高校商業科の生徒有志が、地域貢献活動を担うグループ「Study egg(スタディエッグ)」を立ち上げ、旧東海道品川宿(北品川商店街)でリヤカーを使って地元の特産品を販売しました。
「Study egg」のメンバーは、今回の大使館訪問前日に、品川区のアトレ大井町店で開催された「全国シティプロモーションサミット in Shinagawa 」と同店のコラボ企画「全国の魅力あふれる物産展」の飯田市ブースにも参加。水引工芸品の展示や名産のりんごの試食会を実施し、飯田市の観光プロモーションのお手伝いをしました。ほかにも北品川商店街の「KAIDO books&coffee」でも地元特産品の販売を行いました。