セルビア共和国のアナ・ブルナビッチ首相は12月23日、新たに在セルビア日本国大使に着任した勝亦孝彦特命全権大使と会談し、二国間の友好・経済交流関係が進展していることに満足の意を表しました。
ブルナビッチ首相は進展の要因は両国の伝統的な友情、相互理解、活発な政治的対話にあると述べ、近年の日本企業のセルビア進出を歓迎しました。
また、世界的タイヤメーカーであるTOYO TIRE(トーヨータイヤ)がインジヤ市に新工場を設立することが決まり、先日、起工式が開催されたことを受けて、セルビアでの雇用創出と技術移転のほかに労働品質の向上も期待できること、日本企業による投資はセルビア経済において大変重要な意味を持ち、自国の経済に好影響を与える旨、発言がありました。
勝亦大使からは、セルビアは西バルカン地域における最重要パートナーであり、日本政府がセルビアのヨーロッパ統合に向けた改革及び同国と周辺諸国の経済改革を支持する旨、発言がありました。さらに、多くの日本の大企業がセルビア市場に既に進出していることを受け、今後も引き続き、日本からの投資を呼び込みたいと期待しました。
ほかにも、ブルナビッチ首相は新型コロナウィルス感染症に関する日本からの支援に感謝の意を表しました。そして、2021年の東京オリンピック・パラリンピック開催の成功を祈るとともに、本大会がコロナ終焉後に訪れる日常生活へのターニングポイントになることを期待しました。
勝亦大使は、ブルナビッチ首相と政府機関のこれまでの支援、セルビア国民の日本に対する友情に感謝するとともに、在任中は両国関係の発展と強化に努める旨、発言がありました。