明治大学文学部史学地理学科の豊川浩一教授の招聘を受け、コヴァチュ大使はセルビアと日本の友好関係140周年を記念して、セルビア史およびセルビア・日本交流史をテーマに同大学の和泉キャンパスにて講義を行いました。
豊川教授は両国の友好関係を記念する年の最初の大使の講義の場に明治大学が選ばれたことへの謝辞を述べ、また学生達がセルビア大使から直接セルビアについて学ぶことが出来る絶好の機会として講義を高く評価しました。
コヴァチュ大使はバルカン半島へのセルビア民族の到来から始まるセルビア国家の歴史的変遷を紹介し、その中ではコソヴォ・メトヒヤに於けるセルビア民族の精神・文化的遺産の重要性について特に時間を割いて説明しました。また明治時代から今日に至るまでのセルビアと日本の両国関係の歩みについても詳しく触れ、両国民が困難な時期にあった際の連帯の動きについても紹介しました。
講義に参加した学生たちは更にセルビアの習慣や言語、伝統、そしてセルビアの近隣諸国やEUとの関係などについても関心を示していました。