2023年5月17日、NPO法人「ジャパン・ウィメンズ・イノベイティブ・ネットワーク」(J-Win)が実施している、Executiveクラスにあるビジネスウーマンのためのメンタリングプログラム「J-Win Executive Network」の第3回ミーティングを兼ねて、大使館ではジェンダー平等をテーマにしたディスカッションが開催されました。
このイベントには、本プログラムの参加者である日本電信電話株式会社常務執行役員の岡敦子氏、アフラック生命保険株式会社執行役員の鈴木孝枝氏、三井住友銀行執行役員の松ケ崎穂波様、久保田進彦教授と青山学院大学の学生、公使参事官のイヴァナ・ゴルボヴィッチ・ドゥボカと一等参事官のマリヤ・ペリシッチが出席しました。
アレクサンドラ・コヴァチュ大使は、本メンタリングプログラムの重要な目標のひとつが、“Give Back”という形で将来の世代に力を与えることであり、将来ビジネスのキャリアを積もうとする学生たちに、女性外交官や成功したビジネスウーマンの話に耳を傾けながら、ジェンダー平等を実現するための課題や日本や他の国が実施できる解決策について意見を交換して欲しいとの思いからこのイベントを開催したと語りました。また、この分野におけるセルビアの現状について、最新のデータを紹介しました。
ディスカッションでは、本プログラムの参加者が、ビジネス環境での女性管理職としての経験や課題について話しました。学生たちは、家庭や社会、学問の場といった環境で男女平等の問題がどのように扱われているかについての意見をそれぞれ述べ、成功したビジネスウーマンや外交官が日本の社会でジェンダー平等を進める上での解決策をどのように考えているかについて関心を示していました。