アレクサンドラ・コヴァチュ大使は2月12日、日本ハリストス正教会主催の下に開催された、世界遺産「スターリ・ラスとソポチャニ」を構成するジュルジェヴィ・ストゥポヴィ修道院ドラグティン王礼拝堂のフレスコ画修復プロジェクト(2021-2022年)、およびヴェリキ・クルチミル昇天聖堂のフレスコ画修復プロジェクト(2022-2023年)に関する美術史家の嶋田紗千氏による講演会に出席しました。
講演会には日本ハリストス正教会よりセラフィム府主教座下をはじめ神父の方々がご列席され、また上山直英セルビア共和国名誉総領事、平下治日本セルビア協会副会長、その他セルビアの友人の方々も出席されました。
参加者は、中世セルビアの創造性と精神的遺産の豊かな歴史、セルビアの修道院における聖職者の生活、コソボ・メトヒヤにおけるセルビアの宗教的モニュメントに関する課題など、セルビアの宗教遺産の保存と保護における日本の専門家の支援について学ぶ機会を得ました。ドラグティン王礼拝堂の修復作業を記録した短編ドキュメンタリーも上映されました。
聴衆の方々も質疑応答で、セルビアとその遺産に対する強い関心を示していました。