アレクサンドラ・コヴァチュ大使が関西地方を訪問し、大阪に拠点を置く政府機関代表者や、セルビアにて成功裏にビジネスを展開され、またセルビア・日本ビジネスクラブに加盟されている同地域のパートナー企業の経営陣の方々と個別に会談を行いました。
在阪セルビア共和国名誉総領事の上山直英氏、外務省大阪分室の姫野勉関西担当大使、近畿経済産業局の信谷和重局長との意見交換の中で、コヴァチュ大使は、経済、教育、文化の各分野において、関西地方とセルビア共和国の機関間の協力や具体的な結びつきを促進するための取り組みを継続していくことを確認しました。大使はまた、パートナー企業の現在および将来のプロジェクトの数々が二国間関係全体における上昇傾向を物語る重要なシグナルであり、セルビア市場への進出または投資を考える他の日本企業に積極的な模範を示すものであるとの認識に基づき、関係機関からの支援の重要性と、増加する日本からの投資の安定性と永続性を維持していく上でのその直接的な影響について強調しました。
コヴァチュ大使は2025年大阪・関西万博へのセルビア共和国の参加計画についても説明し、ホスト国と全参加国による共同の努力の結果、同万博が成功し、2027年にベオグラードで開催される予定の認定博にも引き継がれることへの期待を表明しました。
大阪大学への訪問では、同学外国語学部の筒井佐代学部長やスラブ学を研究する教授陣と会談し、同学における長期にわたってのセルビア語研究の成果についての分析がなされ、また大阪大学とベオグラード大学の将来の協力を視野に入れた枠組みを形成する必要性が相互に認識されました。
関西ペイントの毛利訓士社長、トーヨータイヤの清水隆史社長&CEO、ニデックの岸田光哉新社長との会談では、コヴァチュ大使は、潜在的な日本からの投資の誘致と経済関係全般のさらなる改善を目指し、今後の日本におけるセルビアのプロモーションにおいて、セルビア・日本ビジネスクラブが共同で取り組み、その関与を強化していくことを再確認しました。