セルビア共和国政府内外通商大臣のトミスラヴ・モミロヴィッチ氏を団長とし、同政府科学・技術開発・イノベーション大臣のイェレナ・ベゴヴィッチ氏と経済大臣のアンドリヤナ・メサロヴィッチ氏、セルビア商工会議所会長のマルコ・チャデジュ氏、大統領投資顧問のダニロ・チツミル氏、そして関連省庁および経済部門の代表者たちが参加した政府・経済代表団は、6月4日から6日にかけて日本に滞在しました。この訪日中、代表団メンバー達は経済、科学、AI、外務を担当する日本の諸大臣や副大臣と会談を持ちました。
ここ40年で最大規模のセルビア代表団による今回の訪日は、今年5月のセルビアでの新内閣発足直後に実現したもので、セルビアが日本との政治および経済関係を強化するだけでなく、他の分野(環境保護、インフラ、エネルギー、イノベーション、情報通信技術など)においても二国間協力を強化する意向を再確認するものとなりました。140年以上にわたる友好関係を維持してきたセルビアと日本の協力拡大は、昨年末の東京でのセルビア・日本ビジネスクラブの発足や、2025年の大阪・関西万博へのセルビアの参加、新たな協力プロジェクトの検討、契約基盤と制度的枠組みの更なる強化といった事項にも反映されています。日本側には、2027年にベオグラードで開催される予定の認定博覧会への参加も呼びかけられました。
今回の訪日プログラムには、経団連でのビジネスフォーラムの開催、セルビア企業のPRと日本での潜在的なパートナーとの接触を目的としたイベント(B2B)、大使館でのセルビア・日本ビジネスクラブのメンバーを対象としたレセプション、セルビアに進出している日本企業の代表者との会談が含まれていました。
またモミロヴィッチ大臣は、日本での滞在中に日本経済新聞のインタビューも受けました。